自分が持っててもほとんど聴かないので公開中。
あなたのお役に立てれば幸いです。
非売品のカセットテープ音源です。
From free cassette tape professor Anil Vidyalankar Philosophy of languagelessness blows atomic mind http://www.japantimes.co.jp/community/2001/06/23/general/philosophy-of-languagelessness-blows-atomic-mind/#.VQTTFUvvXUU BASIC SANSKRIT-ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY http://www.tohoshuppan.co.jp/2011ho/11-04/s11-179-4.html
(摩阿般若波羅蜜多心経) 観自在菩薩が、深遠な超越的英知の境地において、日常的な行住座臥の振る舞いをされながら洞察されたことは、(人間は)五つの構成因子 skandhas※から成り立っているが、それらに本来的に永続的性質がないということであった。 ※五つの構成要素(五蘊ごうん)スカンダハ skandhas とは、1. 色 ルーパ rupa 外見的に分かる形態、五感の対象、2. 受 ヴェーダナ vedana 形態を知覚する感覚作用、3. 想 サンジニャ samjna 形態へのネーミング、言語化、4. 行 サンスカーラ samskaras 形態への累積的印象、5. 識 ヴィジニャナ vijnana それら印象を束ねて保持している個別意識。 [そこで弟子のシャーリプトラに告げられた。] シャーリプトラよ、形態は空で、空自体が形態である。 形態は空と異なっていない。空は形態と異なっていない。 およそ形態あるものはそれ自体空であり、空なるものそれ自体が形態である。同じことは他の四つの構成因子、知覚作用、言語作用、累積的印象、個別意識についても言える。 シャーリプトラよ、この世の全てのダルマ(事象)には空という性質がある。それは生み出されるものでも消滅するものでもない、透き通っていないが、濁ってもいない。不足しているわけでもないし、有り余っているわけでもない。 従ってシャーリプトラよ、空には形態も知覚も言語もない、累積的印象も個別意識もない。空には、目も耳も鼻も舌も皮膚も心もない。また視覚も聴覚も嗅覚も味覚も触覚もない。超越的状態では心が動かないので、目は機能しない。 明知もなければ無知もない。明知の破壊も無知の破壊もない。老いも死もなく、老いの消滅も死の消滅もない。苦が生起したり消滅するわけでもない。(何かに)心を留めたり、成就すべき何かがあるわけでもない。 菩薩のように超越的英知の境地に安住している人は心を覆うベールをすっかり捨て去ってこの世を渡る。心にベールがかかっていないので、何物にも心を煩わされず、幻想を克服して、涅槃の境地に安住している。 諸仏は三つの道(肉体と心の世界と超越的世界、或いは過去、現在、未来)全てに通暁し、超越的英知の境地に安住し、はっきりと目覚め、究極の悟りの状態にある。 ここで知るべきは、超越的英知の偉大な神呪、大知識の呪文、一切の苦を除く比類なき究極の神呪である。この呪文は超越的英知の次元に由来し、一切の迷妄を超絶している。 その呪文がこれである。
ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディヒ スヴァーハー ガテー gate 行ってきた。(感覚と心を超えた境地に) ガテー gate 再度、そこへ行ってきた。 パラガテー pargate 感覚と心を超えた境地に暫く留まった。 パラサンガテー parsamgate すっかり超越的境地に安住した。 ボーディヒ bodhih 終に永続的な悟りの境地に到着した。 スヴァーハー svaha これはまことに真実の言葉である。
ここにて般若心経終わる。
梵文の般若心経 試訳 アニル・ヴィジュラランカール、中島翠巌
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